PAT-LIST研究会【第11期】平成28年度 成果発表会(東京)
PAT-LIST研究会【第11期】平成28年度 成果発表会(東京)
開演の挨拶
株式会社レイテック 代表取締役 出口 隆信
PAT-LIST研究会を主催しております弊社 代表取締役 出口 隆信より、開演のご挨拶をさせていただきました。
発表会場の様子
基調講演:「技術者の特許に対する取り組み姿勢及び知財部は何をなすべきか?」
株式会社エムテック 相談役 内川 英興 様
技術革新及びそれにかかわる自社事業を推進するためには、各企業において、技術開発への注力とともに、事業に資する真に戦略的な知財活動を推進することが重要です。
本講演では内川様のこれまでのご経験から企業の多くの技術者及び知財部門の特許技術者は「本来何をなすべきか?」という疑問と同時に、「本来なすべきことが出来ていない」と感じられた点などについて基本的な考え方の一例を紹介しつつ、この難しい命題に真正面から取り組んでおられました。
【講演内容】
・自己紹介及び資材活動実績の概要
・経営に資する知財活動~知財部門への社内の不満??
・なぜ特許が出せないのか?
・発明(出願、権利)者の義務
・本社組織における知財部の機能と役割
・特許の知財力分析評価と見える化
・技術/知財シナジーの発揮
・持続的成長のための知財活動戦略
成果発表
Aグループ:「PAT-LISTで情報を見える化するための勘どころ」
~分析が初めての人も使えるテクニックのポイント~
Aグループご紹介(写真左から)
● キリン(株) 平尾 啓 様(アドバイザー)
● 新日鉄住金工学(株) 原 愛子 様(リーダー)
● 創成国際特許事務所 西尾 啓 様
● アサヒグループホールディングス(株) 赤染 陽子 様
● (株) レイテック 金 丹
日本バルカー工業(株) 張 倩 様
当該グループは昨年来参加者個々人の進む進度、レベルに合わせた研究グループとして活動を続けており、、各メンバーが分析を行う上で気づいたこと、大切に感じたことの「エッセンス」をまとめて成果としました。
【発表内容】
☆PAT-LIST使用上での工夫
・多量データ取込みを簡単に行う
・出願人を選ぶ際の注意点
・特許以外の情報を可視化する
・外国も含めた特許情報解析
・外国特許データ取扱いの注意点
☆機械学習を利用した備考欄付与
・人口知能(機械学習)を使うイメージ+メリット
(補完関係、スピード、効率、網羅性UP)
・機械学習の利用方法概要
・具体的方法及びデモンストレーション
Bグループ:「時短でお手軽 特許分析」~ 特許抽出方法の検討 ~
Bグループご紹介(写真左から)
● ハウス食品グループ本社(株) 安井 基陽 様(発表者)
● 富士通テクノリサーチ(株) 中村 昭博 様
● 信越ポリマー(株) 田中 厚子 様
帝人(株) 佐藤 貢司 様(アドバイザー)
Bグループの研究活動のここ一年間の振り返りとしては、単にデータ件数だけでなくデータ加工することで見えてくること、個々のレコードの見方、分析手法を学ぶことが出来て大変満足しております。
今後は発明者引用情報等も活用させて深化させていきたいと考えております。
【発表内容】
・重要特許の抽出とは
・重要特許抽出方法を用いた特許分析
・本活動の目的・結論
網羅性を確保しつつ短時間で実施可能な特許分析方法
⇒重要特許の75%を全出願の15%から抽出出来た!
Cグループ:「PAT-ValueAsによる特許の評価価値」
~ウェアラブル参入企業の解析~
Cグループご紹介(写真左から)
● 東レ・ダウコーニング(株) 吉田 伸 様(リーダー)
● 公認会計士税理士 古川 孝之 様(サブリーダー)
● 辻下マネジメントコンサルティング 辻下 敏夫 様
新日鉄住金化学(株) 中西 明宏 様(アドバイザー)
(株)レイテック 川崎 宗夫
Cチームの今回の研究目的、経緯としては
・PAT-ValueAsを用いて、特許価値を評価する。
・まず企業価値を特許価値の相関の妥当性を評価する。
・財務情報を得るために分析対象は上場企業とする。
・今後の新たな成長分野における特許価値を調査する。今回の分析対象は、「ウェアラブル」とする。
・企業価値と特許価値の相関関係に基づいて、今後のウェアラブル分野における特許価値と事業価値を算定する。
・少数の特許、財務情報が未公開の事業について、特許価値と事業価値を算定する手法のひとつとして提案する。
【発表内容】
・背景、PAT-ValueAsについて
・特許の金銭的詳細について
・分析対象市場、企業群(ウェアラブル市場)の概要
・ウェアラブル市場に参入する企業群の特許価値の評価
・ウェアラブル参入企業のウェアラブル関連事業の営業利益の推定
・特許価値分析の妥当性に関する事例分析-ジェイアイエヌの有力特許と製品群
・本研究の成果
「PAT-LIST-GLS v3.0 新機能紹介」
~100万件のデータを高速処理(デモンストレーション)~
株式会社レイテック 代表取締役 出口 隆信
株式会社レイテック出口社長よりPAT-LIST-GLSの新機能についてのプレゼン&デモを実施しました。
【新機能の特徴】
・外国特許データ(ファミリー)をひとつの画面で表示
・WEB(サーバー上のアプリケーションにアクセス)対応版
・外国特許データの一括取込み・マップ作成が可能
・ビッグデータに対応
・特殊マップによる解析
・PAT-VlueAs(特許価値評価)との連携
・特許解析に便利な機能を搭載
懇親会
今年も成果発表会の後、研究会 in 東京のメンバー、アドバイザーの皆様のほか、ゲストの方々に懇親会へ参加して頂きました。
(懇親会は大変盛り上がりましたが残念ながら写真がありません、申し訳ございません!!)
懇親会の席ではPAT-LIST資格認定証の授与(以下4名)も行われました。
☆PAT-LIST資格認定者(ブロンズ賞)
・信越ポリマー(株) 田中 厚子 様
・新日鉄住金化学(株) 原 愛子 様
・東レ・ダウコーニング(株)吉田 伸 様
・ハウス食品グループ本社(株)安井 基陽 様
知財セミナーへのお誘い
知財戦略に関する研究会を開催いたします。
下記のようなお悩みをお持ちの方はぜひご参加ください。
・知財戦略は何をどうすれば良いか分からない
・知財戦略を実施しているがうまくいっていない
・知財Gの社内でのプレゼンスを高めたい
・事業部との連携強化や影響力を強化したい
・知財業務をもっと効果的に運営したい
講師:内川 英興氏 株式会社エムテック 相談役、他
5回シリーズ:セミナー2回、個別相談会3回
会費:5万円(税別)
主催:株式会社レイテック
開催時期に関しましては7月を予定しております。
詳細は追って本ホームページかメルマガにてご連絡致します。
参加ご希望の方は上記レイテック事務局までご連絡下さいませ。
奮ってのご参加お待ちしております!!
テキスト販売
PAT-LIST研究会 成果発表会のテキストを販売しております。
商品名:【第11期】平成28年度成果発表資料
商品コード:PAT-09
一般価格:8,000円(税別、A4版カラー201ページ)
会員価格:5,000円(税別、A4版カラー201ページ)
(会員: PAT-LIST保守ご契約者様、CN/WEBご契約者様、研究会メンバー様)