PAT-LIST研究会【第5期】平成22年度 成果発表会(東京)
PAT-LIST研究会【第5期】平成22年度 成果発表会(東京)
開演の挨拶
株式会社レイテック 代表取締役 出口 隆信
PAT-LIST研究会を主催しております弊社 代表取締役 出口 隆信より、開演のご挨拶をさせていただきました。
基調講演 「コンペティティブ・インテリジェンスと特許情報調査活動」
職業能力開発総合大学校 客員教授
工学博士 鶴見 隆 様
1980年代に米国企業は政府情報機関(CIA等)の活動を取り入れて、「コンペティティブ・インテリジェンス(CI)」活動を始めました。 CIの基本的コンセプトが、「彼を知り、己を知れば、百戦して危うからず」です。
そのCI活動における問題点として、「インテリジェンスの有効性の問題」(戦略的判断にとって有効か)と「インテリジェンスの信頼性の問題」(利用者が信頼するか否か)が挙げられます。 これらの二つの問題は、企業における特許情報調査活動についても言えるでしょう。
企業における特許情報調査活動がこの二つの問題点を克服するにはどうすれば良いのか、また、特許情報調査活動をCI活動として展開するにはどうしたらいいのかについて解説ををしていただきました。
成果発表
Aグループ:「新規参入企業の成功要因解析」
~化粧品業界への参入に成功した企業の特許戦略を探る~
キヤノン株式会社 大久保 武利 様
化粧品業界で後発(異業種への新規参入)でありながら成功している会社の知財戦略を探り、PAT-LIST-JPSを利用して、特定の会社(1社又は2社)の知財戦略を分析した成果を発表していただきました。
発表テキスト
★お勧めポイント★
富士フィルムの化粧品事業の新規参入について解析。
関連発表:中村 栄 「特許情報解析のプロセスと有効な活用」情報管理 vol.55、No4、pp.229-240(2012)
Bグループ:「国内特許/非特許情報を利用した新製品の提案」
スタンレー電気株式会社 勝間田 実 様
企業内の商品企画から開発のプロセスをPAT-LIST-JPSを利用して疑似体験し、その体験を活かした新製品または新サービス(物品を中心)を提案していただきました。
Cグループ:「太陽電池関連の中国特許調査」
MRCテクノリサーチ株式会社 脇坂 幸也 様
「5年後中国において、太陽電池モジュールを製造するとして、どの会社と提携するのが良いか」という仮説をメインテーマとして、中国の太陽電池関連の特許情報をもとに、提携する会社を見出し、また、その根拠を見える化した成果を太陽電池関連中国特許調査報告書として発表していただきました。
PAT-LIST研究会によせて
一般財団法人 日本特許情報機構・研究所
客室研究員 桐山 勉 様
過去4年間のPAT-LIST研究会と平成22年度PAT-LIST研究会の1年間の活動を振り返り、平成22年度PAT-LIST研究会 成果発表会を総括していただきました。
懇親会と社長賞授与式
PAT-LIST資格認定ゴールドに合格された菅澤様
社長賞を受賞したAグループリーダーの大久保様
成果発表会の後の懇親会にPAT-LIST研究会メンバーやアドバイザーの皆様のほか、多くのゲストの方々にも参加していただきました。
懇親会の席では、PAT-LIST研究会メンバーの皆様への修了書授与、PAT-LIST資格認定試験合格者への認定書授与、そして社長賞の授与が行われました。
テキスト販売
PAT-LIST研究会 成果発表会のテキストを販売しております。
商品名:【第5期】平成22年度成果発表資料
商品コード:PAT-03
一般価格:8,000円(税別、A4版カラー380ページ)
会員価格:5,000円(税別、A4版カラー380ページ)
(会員: PAT-LIST保守ご契約者様、CN/WEBご契約者様、研究会メンバー様)